スマホ・携帯

【通信費を節約】スマホ代を安くする方法6選【ドコモ】

皆さんはスマホ代に月々いくら支払っていますか?
1万円以上かけている方も多いのではないでしょうか。

「以前の携帯料金は5000円程度だったのに、、、」
「スマホに変えてからは支払額が2倍になってしまった!」
「とにかくスマホ代を安くする方法を知りたい!」

こんな悩みが聞こえてきそうですね。
実際に毎月のスマホ代が高いと思っている方、多いかと思います。
(私もその一人です)

今回は、docomo(ドコモ)の料金プランを例にスマホ代を安くする方法をまとめました。
基本的には、どこの携帯会社であっても節約方法は大きく変わりません。
この記事を機会にぜひ今のスマホ代を安くしてくださいね!

基本料金を見直す

まずは、現在ご自身で契約されている料金プランを見直しましょう。
あまり電話しないのに通話し放題に入っていたり、たくさんネットを使うのに通信し放題のプランに入っていなかったりする場合には、プランを変更することでかなりの節約効果が期待できます。

基本料金は大きく、通話プランとデータ(パケット)プランに分かれています。
それぞれについて見直しの方法を見ていきましょう。

通話プランの見直し

ドコモは2019年6月1日から、新たな料金プランを提供しています。
それがこちら。


※ドコモホームページより抜粋

ほとんどの方が、「ギガホ」か「ギガライト」に加入するかと思います。
通話プランについては、「ギガホ」でも「ギガライト」でも違いはないようです。

通話プランの具体的な内容ですが、家族間であれば、どのくらい長く話していても無料というもの。(他の携帯会社でもあっても、家族割引によってドコモと同様に通話料無料になるサービスが存在しています)そして、家族以外の場合には使った分だけ、料金にすると通話30秒あたり20円かかります。

さらに、ドコモには音声オプションというものがあり、以下のように「かけ放題オプション」と「5分通話無料オプション」が存在します。


※ドコモホームページより抜粋

「家族だけとしか話さない」という方は、オプションは不要ですね。
一方で「家族以外の友達ともよく話す」という方は、オプションを検討すると良いでしょう。

5分通話無料オプションは月額700円ですが、通常だと30秒あたり20円かかります。
この条件をもとに計算してみると、1カ月におよそ20分(17分30秒)以上通話する方であれば、音声オプションに加入した方が良いといえます。他の携帯会社であっても通話オプションを利用する際には一歩立ち止まり、今までを振り返ってみてオプションに入るか否かを検討しましょう。

データプランの見直し

繰り返しになりますが新料金プランになったため、ドコモユーザーは「ギガホ」または「ギガライト」を選ぶこととなります。「ギガホ」と「ギガライト」の違いは、使用するデータ量による違いです。

「ギガホ」では毎月30GB、「ギガライト」では毎月7GBまで速度制限なしで通信を行えます。といってもイメージがつかみづらいですよね。
そもそも1GBでどのくらい使えるのかを皆さんの普段の生活に絡めてみてみると、

  • 10分のYouTube動画(標準画質)を20回程度、つまり4時間弱見ることができる
  • 標準的なWebサイトを4000回ほど見ることができる
  • LINEの日常会話(チャット)を30万回送れ、音声通話なら30時間以上話せる
  • 通常のテキスト形式のメールを20万通おくることができる

「ギガライト」では毎月7GBですので、上記の数字を7倍した値が上限となります。
動画で換算すると、4時間×7倍の28時間ということで、毎日1時間の動画を見るとぎりぎり到達するデータ量です。
個人的には、かなり多めかと思いますので、大半の方は「ギガライト」の範囲内に収まると思います。

ドコモ以外のユーザーも、1GBあたりの行動を自分に当てはめてみて、「自分はどのくらい使っているだろうか」とぜひ自問自答してみてください。普段使う通信量がわかれば、自然とプランも絞られてくるでしょう。

インターネット(光回線)に申し込めばお得!

各携帯会社では、それぞれが光回線サービスを提供しています。
スマホの契約会社と同じ光回線を申し込むことでセット割引が適用され別々の会社で申し込むよりもお得に!

どのユーザーでも500円~1000円程度のセット割引を受けることができます。
ドコモユーザーを例にあげると、ドコモ光への契約によって割引を受けることができ、家族全員分のスマホ代が月額1000円も割引されます。一人だけでなく、家族全員が対象となるため、4人家族であれば月額4000円、年間だとなんと4万8000円もの節約になります。

詳しい料金の詳細については、リンクを張っておきますので参考にしてみてください。

オプションサービスを解約する

基本料金の見直しが完了したら、オプション料金プランについても見直しを行いましょう。
使わないものは、すぐに解約してください。ドコモの主な契約オプションを3つ紹介します。

dマーケット

dマーケットは、dTVやdマガジン等、「d」がつくオプションサービスです。
ほとんどのサービスが1カ月間は利用無料期間となっておりお得に見えますね。

しかし、この無料期間が落とし穴となり余計なお金を支払うことになってしまうかもしれません。新規契約時に「無料期間があるので、このサービスもつけておきますねー」と言われた経験はありませんか?

その時は何気なく申し込んだつもりでも、あとになって自動的に有料プランに移行され、使いもしないサービスの料金を延々と払い続けることになります。

「使わないものは申し込まない。」まずは、これを徹底しましょう。
また、すでに申し込んでしまっていて使わないものについては、お金を捨てているだけなので即解約してください。

いちおしパック

いちおしパックは、スゴ得コンテンツやiコンシェルといったサービスがセットになったサービスパックです。こちらも初回31日間は無料となっていますね。
また、限定クーポンがもらえるキャンペーンも実施しているようです。

もちろん、それぞれのサービスは便利でお得なものですので、すでに日常生活で使用している方は使い続けてかまいません。しかし、まったく使っていない方は、このパックだけでも月額500円かかっています。解約するだけで年間だと5000円以上も節約することができます。

あんしんパック/あんしんパックプラス

あんしんパックは、ケータイ補償サービス・あんしん遠隔サポート・あんしんセキュリティといったサービスにまとめて申し込むと、合計料金から月額380円が割引されるサービスパックです。(あんしんパックプラスも類似サービスとなりますが、現在は新規申し込みを終了しています)

ケータイ補償サービスについては、スマホが故障したり紛失したりといったトラブルを補償するサービスで、代替の電話機を用意してくれるサポートがあるので、契約しておいても良いかもしれません。ケータイ補償サービスのみを申し込む場合、月額500円が必要となります。

あんしん遠隔サポートは専門のオペレーターが電話で使い方をサポートしてくれるサービス、あんしんセキュリティは迷惑メールのブロックやウィルスチェックを行うことができるサービスです。

ケータイ操作に自信がない方や、セキュリティを万全にしたい方は申し込みを検討しても良いのかもしれません。しかし、サポートについては実店舗を訪れることもできますし、セキュリティについても無料アプリをダウンロードすることでカバーできるため、なくても問題ありません。(解約で月額500円はお得に!)

SIMカードを格安SIMに変える

ここまで、プランやオプションの見直しを中心に話をしてきましたが、通信費を大幅に節約する方法に、格安SIMへの変更があります。「そもそも格安SIMってなに??」という方もいるかと思いますので解説していきますね。

格安SIMとは

格安SIMとは、比較的安く利用できるSIMカード、またはそれに関連するサービスのことです。スマホをはじめ、携帯電話にはSIMカードと言われる小型のICカードが内蔵されています。(SIMカードには、電話番号の特定や加入者の特定のために固有の番号が記録されています)

このSIMカードは通常、ドコモやソフトバンク、auといった会社が提供しています。
しかし、これら大手携帯会社の他にもSIMカードを提供している事業会社が存在しており、彼らが提供するSIMカードを使うことで我々は比較的安くインターネットや電話を利用できます。

余談ですが、このように通信回線を自社では保有しておらず、他から借りることでサービスを提供している事業会社をMVNO(仮想移動体通信事業者:Mobile Virtual Network Operator)と呼びます。楽天モバイルやビッグローブ、UQ mobileといった会社が該当します。

MVNOは、自社で通信回線を持っていないため基地局の設置や管理が不要であったり、実店舗がなくネット上でサービスを提供をしている場合も多いようです。このため、関連する費用を抑えることができ、我々は格安SIMという形で安くネットや電話を利用することができるのです。

次にメリットとデメリットを挙げていきます。

メリット

とにかく安い

平均しておよそ2000円で利用できるため、節約効果は絶大です。
もし家族全員分のスマホを格安SIMに変えれば、年間10万円以上お得になるということも珍しくないでしょう。

データ専用SIM(音声通話が付かないSIMカード)では、月額500円というものもあります。全く電話しないという方には良いかもしれませんね。

音声通話もデータ通信も付いた音声通話SIMであっても1500円~3000円となっており、料金プランも豊富です。自分に合ったプランを数多くの選択肢の中から選ぶことができます。

契約に縛られないで済む

大手の場合、2年契約が普通ですね。しかし、格安SIMの場合であれば一定の利用期間を過ぎればいつでも解約できます。なので、もし自分に合わないと感じることがあれば、ある程度自由に契約し直すことができます。

解約できる最低期間も6カ月~1年と短めに設定されており、中には1カ月というサービスもあります。データ専用SIM・音声通話SIMのどちらであっても解約違約金が発生しない場合がほとんどですので、柔軟な利用が可能です。

多くの会社から選べる

大手携帯会社と言えば、ドコモ、ソフトバンク、auの3社を思い浮かべるかと思いますが、格安SIMの提供業者(MVNO)はいったいどのくらい存在していると思いますか?

「大手が3社くらいだから、それより多くて10社くらい?」、「格安SIMって人気だから100社はいるんじゃない?」などなど色々と想像できるかと思います。契約数が多い事業者だけでいえばだいたい30社程度です。

しかし、提供業者の全体数はなんと800社以上!市場規模も年々伸びているようです。料金プランと合わせて、提供業者も多いため自分好みのサービスを選択できるのは大きなメリットです。

デメリット

通信速度が比較的遅い

自社の回線ではなく他社の回線を借りているために、多くの人がネットを利用する時間帯では通信速度が遅くなってしまいます。
特に、以下の時間帯は遅くなる可能性が高いため、注意が必要です。

[朝] 8時~10時(通勤時間)
[昼]12時~14時(昼食)
[夜]18時~22時(退社・夕ご飯)

遅さについては各会社でまちまちであるため大手と変わらない場合もあれば、まったくページが読み込まれない等も発生しうるでしょう。上記の時間帯は意識的に避ける、フリーのWiFiを利用する等して防ぐこともできます。

サポート面が薄い

実店舗がない等の理由から、サポート体制が万全でないケースもあるようです。
また、格安SIM購入後に初期設定を自分自身で行わなければいけないという可能性もあります。

万が一何かあった場合や、ちょっとしたことをすぐ聞きたい場合でも答えがわかるまで時間がかかってしまうかもしれません。もちろん、説明はあるでしょうし、調べれば関連する情報はあるでしょうが、注意しておかなければなりません。

大手携帯会社のサービスを利用できない

大手であれば、「@docomo.ne.jp」、「@softbank.ne.jp」、「@ezweb.ne.jp」で終わるメールアドレス(キャリアメール)を利用することができますが、このような大手が提供するサービスはすべて格安SIMへ変更したタイミングで利用できなくなってしまいます。

キャリアメールについてであれば、代わりにフリーのメールアドレス(Gmailやヤフーメール)の利用を検討してみましょう。その他のサービスについても、代替できるサービスがあるかどうか事前に確認しておくのも有効な手段です。

おすすめの格安SIM

人気・安さ・速度のそれぞれで、おすすめトップ3を紹介します。観点によってランキングに入るサービスも異なりますが、ぜひ自分にあったサービスを検討してみてくださいね。

人気ランキング

MMD研究所によって15歳~69歳の男女44,323人を対象に実施された、「2018年9月格安SIMサービスの利用動向調査」では、メインで利用している格安SIMサービスについて、以下のようになったようです。

1位の楽天モバイルは23.0%の利用率とのこと。
人気で判断するなら、楽天モバイルで間違いなさそうです。

安さランキング

価格.comから安さ重視の場合のランキングをまとめました。

安さNo,1のnuro mobileは、月間のデータ通信量が500MB(0.5GB)未満であれば料金が無料となる「0 SIM」というサービスを提供しています。また、500MBを超えた場合でも、データ専用プランの場合、最大でも1600円までしかかからず、5GBまでは高速通信が可能であるため、安さで選ぶならnuro mobileがおすすめです。

速度ランキング

MMD研究所が3月20日に発表した「2019年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」によると、東京・名古屋・大阪の3都市での測定結果から通信速度の平均が高いサービスのトップ3は、このようになりました。

UQ mobileは、朝・昼・夜のどの時間帯でも高く、昼と夜ではダントツでNo.1でした。
朝の時間帯については、mineoがNo.1となりましたが、UQ mobileは安定して高速通信を実現しています。

使用するスマホ端末を変える

この記事を読んでいる方は、すでにスマホを所有している方がほとんどかと思いますが、次回購入する際には中古スマホやSIMフリースマホの購入を考えてみてもよいかもしれませんね。通常であれば端末代金が10万円前後するのと比べると、大幅に安い価格で購入することができます。

それぞれの特徴や、価格について見てきましょう。

中古スマホ

中古スマホは、名前の通りですが、使用されたことはあるもののまだ使えるスマホのことです。(まれに新品の商品も含まれますが多くが使用されたものになります)

1000円のものから10万円のものまで幅広い価格帯になっていますが、2万円~3万円程度のものを選べば普段使いでは大きな問題はないといえそうです。あまりに安いと傷がひどかったりする場合もありますので、可能であれば実店舗で商品を見て購入する方が無難です。

中古スマホの購入にあたって、「白ロム」という言葉を目にするかもしれません。
「白ロム」とは、SIMカードが入っていない状態のことを指し、商品名に「白ロム」と記載されていれば、そのスマホにはSIMカードを入れる必要があります。SIMカードを用意して入れるか、ご自身のスマホの中にすでに入っているSIMカードを移し替えましょう。

以前の中古スマホには、特定のSIMカードでしか動かない「SIMロック」という制限がかかっていました。すでにこの制限の解除はできるようになっていますが、今年の7月から中古スマホに対するSIMロック解除が義務化されますので、日本のどの中古スマホであってもSIMロックを解除したうえで別のSIMカードでの利用が可能となります。

格安スマホ

中古スマホについて、こう思われた方もいるかと思います。

「中古はちょっと・・・」
「できれば新品のスマホを安く欲しい!」
「SIMカードの移し替えは面倒。。」

格安スマホは、新品(中古もあり)で、すでに格安SIMが入っているスマホのことです。
つまり、端末と格安SIMカードが一緒になっているということですね。

格安スマホであれば、安い価格で購入できますし、月額2000円台で利用できるサービスも数多く存在します。購入する場合には、新品の格安スマホで、1万円程度が最安となっています。

まとめ

最後に、スマホ代を安くする方法を整理すると以下のようになります。

  1. 通話プランを見直す
  2. データプランを見直す
  3. オプションサービスを解約する
  4. SIMカードを格安SIMに変える
  5. 端末を中古スマホに変える
  6. 端末を格安スマホに変える

どれかひとつでも実際に試してみることで、少なくとも年間数千円は違ってきます。
中には、月額1000円程度で、特に問題なくスマホを利用できているという方もいます。

ぜひ実践してみてください!
参考になれば幸いです。