水道光熱費

【一人暮らし】東京電力と東京ガス、まとめるならどっち?

皆さんは、お得に電気やガスを使えていますか?

2016年4月に電気、そして2017年4月にはガスが自由化されましたね。
それまで我々は電気やガスの購入先を選ぶことができませんでした。
東京在住の方であれば、電気を購入するなら東京電力(その地域の電力会社)と決まっていました。

しかし、自由化以降、我々の生活に合わせて電力・ガス会社やプランが選択可能になりました。
この自由化の流れに合わせて、各地域の電力・ガス会社もお客さんを奪われないように必死です!

中でも東京電力・東京ガスは、電気・ガス料金をまとめて支払う世帯を対象に割引を実施しています。
期間限定ではありますが、東京電力(TEPCO)では「ガス代が初月半額」であったり、
東京ガスでは「電気代2カ月15%オフ」等のメリットがあります。

そこで今回は地域の電力・ガス会社の代表として、東京電力・東京ガスの料金プランを確認していきましょう。
そして、東京で約半数を占める単身世帯(一人暮らし)を例に、
結局まとめるならどっちがいいの?という疑問に答えます。

東京電力のプラン

東京ガス(TEPCO)で、電気とガスをまとめた世帯を対象にした料金プランは以下の通りです。
毎月の電気料金・ガス料金が割引されます。(ただし、ガス料金の割引は期間限定)

電気プラン

電気プランには、以下の主に2つのプランがあります。
どちらのプランでもガスとセットだと年間1200円の割引があります。
また、使用量に応じてどちらがお得かは決まっています。

スタンダードS

毎月の電気使用量が400kWh未満であれば、こちらがお得になります。

プレミアムS

毎月の電気使用量が400kWh以上であれば、こちらがお得になります。

どちらの電力プランがお得になるかを調べるために、
料金のシミュレーションをしてみても良いかもしれません。(下に参考URLあり)

他にも、スタンダードLやプレミアムL、夜トクプランといった料金メニューがあります。
しかし、一般的なご家庭では、紹介した上記のプランのいずれかが良いでしょう。

ガスプラン

東京電力のガスプランは「とくとくガスプラン」のみが割引の対象です。
「とくとくガスプラン」では、最初の12カ月分が8%オフとなります。

また、12カ月を過ぎると8%オフが完全にはなくならず、
それ以降でも、東京ガスの一般料金より3%ほど安い料金で利用することができます。

さらに、初月ガス代が半額となるキャッシュバックキャンペーンを実施中!
キャンペーンが適用された翌月以降のガス料金から、半額分が割引されます。
※ただし、期間限定(2019年4月14日(日)まで)となります

ポイントサービス

毎月の電気料金1000円につき5ポイントが付与されます。

2019年4月14日(日)までにWebで申し込みを行うと、1000ポイント付与されます。
それ以降でも、500ポイント付与!

東京ガスのプラン

東京ガスで、電気とガスをまとめた世帯を対象にした料金プランは以下の通りです。
毎月の電気料金が割引されます。

電気プラン

東京ガスも、主に2つのプランがあります。
それぞれの適用条件・割引内容について見てきましょう。

ずっとも電気1S

適用条件:契約電流が10アンペアから60アンペアであること
割引内容:毎月の電気料金×0.5%を割引

ずっとも電気1

適用条件:契約電流が30アンペアから60アンペアであること
割引内容:毎月の電気料金から、270円(税込)を割引

平均的な一般家庭では、契約電流が30アンペアというご家庭が最も多いようです。
割引内容から判断しても、東京ガスの電力プランは「ずっとも電気1」が良いかと思います。

また、新規に契約を申し込むと、電気代が2か月分15%オフになります。
※ただし、期間限定(2019年4月10日(水)まで)となります

他にも、「ずっとも電気2」、「ずっとも電気3」というプランがありますが、
商店や飲食店、工場向けのプランなので対象からは除外しています。

ガスプラン

ガスプランには、以下の2つのプランがあります。
割引はありませんが、使用量に応じてどちらがお得かは決まっています。
(ポイントを加味した場合の計算となります)

一般料金

毎月のガス使用量が20㎥未満であれば、こちらがお得になります。

ずっともガス

毎月のガス使用量が20㎥以上であれば、こちらがお得になります。

どちらのガスプランがお得になるかを調べるために、
料金のシミュレーションをしてみても良いかもしれません。

ポイントサービス

ずっとも電気プランを契約すれば、毎月の電気料金1000円ごとに15ポイント付与。
さらに、ずっともガスプランで、毎月のガス料金1000円ごとに5ポイント付与。
合計20ポイントが付与され、Tポイントやナナコポイント等に交換できます。

一人暮らしなら、どちらがいいのか

さて、一人暮らしでは一体どちらの会社の、どのプランが良いのでしょうか。
結論から言うと、東京ガスの方が若干お得。となりました。
実際に具体例を出しつつ、計算してみましょう。

総務省による家計調査[2018年]をもとに大まかに算出したところ、
一般的な一人暮らしの場合では、月の電気・ガスそれぞれ以下のようになりました。
※季節によってばらつきがあるため、平均化して算出

電気:契約電流30アンペア・電気使用量120kwh・電気代3000円。

ガス:ガス使用量5㎥・ガス代1500円。(都市ガス)

この例の場合、東京電力・東京ガスのプランは、
以下の組み合わせが割引を最大限に利用できるようです。

東京電力:(電気)スタンダードS × (ガス)とくとくガスプラン

東京ガス:(電気)ずっとも電気1 × (ガス)一般料金

では最後に、気になる年間の割引額を計算していきましょう。
期間限定キャンペーンを除いた最初の1年間を概算した結果はこうなりました。

東京電力:3410円の割引!
→内訳:(電気)1200円+(ガス)1440円+(ポイント)770円

東京ガス:3870円の割引!!
→内訳:(電気)3240円+(ガス)0円+(ポイント)630円

東京ガスの方が年間およそ460円ほどお得という結論でした。
電気料金が毎月270円、年間3240円も割引されるという点が大きいですね。

いかがだったでしょうか。
1年間でワンコイン以下の差しかありませんでしたが、
どちらのセット割も3000円以上の割引なので、ぜひ活用してみてください!