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さて、今回はほったらかしでもロボット(AI)が資産運用(投資)をしてくれるロボアドバイザーについて紹介しようと思います。
老後3000万円問題や新型コロナウィルスの流行により、先行きに不安を感じて資産運用(投資)を考えている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、最近よく耳にするようになったiDeCoをはじめ、NISA(つみたてNISA)やS&P500など難しくてよく分からない…
そんな方におすすめなのが、ロボアドバイザーによる資産運用(投資)です。
ロボアドバイザーとは
まずは、ロボアドバイザーとは何なのか?怪しくないの?といった点から説明しようと思います。
安心してください!ロボアドバイザーは大手企業も提供している正式なサービスとなります。
ロボアドバイザーとは、ロボット(AI)が投資家(私たち)に対して資産運用(投資)に関するアドバイスから、株式をいくら分保有するか債券をいくら分保有するかといったポートフォリオの提案まで、投資家(私たち)の代わりに実際に運用をしてくれるサービスです。
つまり、口座開設後に入金を行うことで、後はほったらかしでも自分に合った資産運用方針のもと資産運用(投資)を全てお任せすることができます。
毎月積立を行うことで、それこそ何もせずとも資産運用(投資)をしてくれるというわけです。金融商品を選ぶ必要も、相場を常に気にして売買する必要もありません。
投資信託とロボアドバイザーの違い
では、最近よく耳にする投資信託とロボアドバイザーの違いは何でしょうか。
一言で言うと、投資対象(株式や債券等)を投資家(私たち)が自分で選ぶかロボット(AI)が選ぶかという点で異なります。
投資信託の場合は、5000本以上ある投資先から自分で投資対象を選ぶ必要があります。
検索すると分かるとおり、数多くの会社が投資信託を行っているため、まずはどの会社にて口座開設をするのか検討しなければなりません。
この会社の「運用実績はどうか?」「コスト(費用)はどうか?」を考えたのち、数多くの投資対象の中から投資先を選ぶ必要があるのです。
ロボアドバイザーの場合も、最近では多くの企業が参入してきているため、取り扱う企業も増えてきましたが、投資信託に比べると比較対象はまだ少ないかと思います。
何より、会社さえ選んでしまえば、あとは、いくつかの質問に答えることで私たちのリスク許容度を設定してくれ、その後は、ほったらかしで資産運用(投資)をしてもらえる点は、かなり魅力的な点ではないでしょうか。
今回は、ロボアドバイザーで有名な会社を3つほど紹介いたします。
もちろん、他にも多くの会社がロボアドバイザーによる資産運用(投資)を扱っているため、ご自身にあった会社を探してみてください。
・WealthNavi(ウェルスナビ)‐ウェルスナビ株式会社https://www.wealthnavi.com
WealthNavi(ウェルスナビ)は、預かり資金残高および運用者数が全ロボアドバイザーの中でNo1!!迷ったらここ。
・THEO(テオ)‐お金のデザイン株式会社
https://theo.blue
THEO(テオ)は、WealthNavi(ウェルスナビ)と比較検討されることが多いロボアドバイザーの1つです。様々な会社と提携しており、少額資金から始められるのが特徴です。
・楽ラップ‐楽天証券株式会社
https://wrap.rakuten-sec.co.jp
みなさんご存じ楽天が運営および管理を行っています。楽天ユーザーであれば検討したいロボアドバイザーです。
これだけ聞くと、「じゃあ投資信託は必要ないのでは?」「ロボアドバイザーのみで資産運用(投資)すればほったらかしで手間もかからないし良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんロボアドバイザーにもメリット・デメリットが存在します。順を追ってみていきましょう。
ロボアドバイザーのデメリット
ロボアドバイザーによる資産運用(投資)は、積立をしておけばほったらかしで良いからメリットしかない…というわけにもいかず、もちろんデメリットも存在します。
ロボアドバイザーに限らず、資産運用(投資)において正しくデメリットを把握することは必要不可欠です。
メリット・デメリットをしっかりと理解したうえで自身にあった資産運用(投資)方法を検討するようにしましょう。
①短期間では、大きな利益を望むことが難しい
まず1つ目のデメリットとして、短期間では大きな利益が望むことが難しい点です。ロボアドバイザーは長期投資に適したサービスです。
ロボット(AI)が、資産配分(ポートフォリオ)をリバランス(メンテナンス)してくれるため、短期的には損失が出たとしても長期的には大きな利益が見込めるようになっています。
そのため、短期間で利益が実感できないからという理由で、途中で辞めてしまうと損失を出してしまう可能性が大きくなります。
手間をかけず積立を行うことで資産を増やしていくにはぴったりのサービスですが、FXや株式、仮想通貨のように短期間で大きな利益を望むことは難しいと言えるでしょう。
②運用コストが高め
ロボアドバイザーを利用して資産運用(投資)を行った場合、投資家(私たち)自身で資産運用(投資)をするよりも運用コストが高くなりがちです。
なぜなら、ロボアドバイザーでは投資家(私たち)の代わりに運用をしてくれる分、その利用料が上乗せされるからです。
サービス名 | 手数料 |
---|---|
ロボアドバイザー | 運用手数料約1% ETFなどの信託手数料約0.1% |
株式投資 | 売買手数料 |
投資信託 | 信託手数料 0.3%〜1% |
※ETF(上場投資信託)=日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託
株式投資や投資信託などの場合は、投資対象である銘柄を自分で考えたり、相場の状況に応じて売却をしたり、定期的にリバランス(メンテナンス)をしたり、といった作業を全て自分で行わなければなりません。
ロボアドバイザーは、これらの作業を全てロボット(AI)が自動で行ってくれるため、ほったらかしで良いという点を考えると1%の運用手数料はむしろ割安といえるかもしれません。
ロボアドバイザーのメリット
では、ロボアドバイザーを用いた資産運用(投資)でのメリットを順に見ていきます。
①手間がかからない
ロボアドバイザーの利用者が感じるメリットとして、一番大きいのはやはり手間がかからないという点ではないでしょうか。
口座開設時に簡単な質問に回答することで、ロボット(AI)があなたに合った資産運用(投資)プランを提案してくれます。
プランに基づいた商品購入から実際の資産運用(投資)、提案当初の株式や債券等の資産配分(ポートフォリオ)を維持するため、必要に応じて自動でリバランス(メンテナンス)も行ってくれますので利用者の手間を必要としません。
言い換えれば、まさに“ほったらかし”で資産運用(投資)することが可能です。自分で投資先の値動きをこまめに確認・把握することや、専門家に相談する必要がないのです。
そのため、投資知識のない初心者や仕事が忙しい人でも、時間と手間をかけずに資産運用(投資)をすることができます。
②投資知識がなくてもOK
先述のとおり、ロボアドバイザーは、投資家(私たち)が投資対象を選ぶ必要がないため、投資知識を必要としません。
そのため、資産運用(投資)に興味はあるけど、初心者でよく分からないという方にピッタリのサービスです。
ロボアドバイザーには、世界中の膨大な情報や市場データを活用してリスク低減を図るAIアシスト機能が搭載されています。
毎月決まった資金の積立をしておけば、ロボット(AI)が経済の状況に応じて、資産配分(ポートフォリオ)をリバランス(メンテナンス)を行い運用してくれるため、ほったらかしで良いのです。
このリバランス(メンテナンス)を行うことでリスクの取りすぎを防ぎ、かつ中長期的にパフォーマンスが良くなる可能性がぐんと大きくなります。
また、サービスの中には、資産運用(投資)に役立つ情報が多く掲載されているため、資産運用(投資)に興味関心を持つ入り口としては打ってつけではないでしょうか。
③時間がなくてもOK
こちらも同様ですが、ほったらかしで積立による資産運用(投資)を行えるため、スマホやパソコンに張り付いてチャートを見続けることや投資先をどこにしようかと悩む必要がありません。子育てに忙しい主婦の方にも大人気なサービスとなります。
昨今、経済をはじめ企業組織、個人のキャリアにいたるまで、ありとあらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状況にあります(VUCA[ブ-カ])。
そんな現代において、常に変わり続ける環境を読み続けるのは困難です。日本国内のみならず海外の情報をこまめにチェックし、投資対象を選び、時にはリバランス(メンテナンス)する必要があります。
投資知識を要することはもちろんですが、これら作業を行う時間が無いためにこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
時間が無いけれど資産運用(投資)に興味がある…そんな方は、ほったらかしで資産運用(投資)ができるロボアドバイザーを検討してみる価値は大いにあるかと思います!!
ロボアドバイザーはこんな方へおすすめ!!
ここまで、ほったらかしでも資産運用(投資)ができるロボアドバイザーについて、サービスの内容からメリット・デメリットと見てきましたがいかがでしょうか。
少しでも内容理解につながれば幸いです。
この章では、重なる部分もありますが、ロボアドバイザーがおすすめな方について書いていこうと思います。
私が、ロボアドバイザーの利用を勧めるとすれば、それはずばり!!!
投資初心者の方
資産運用(投資)に興味関心があるけれど、まだ何も出来ていない方や始めたての方にお勧めです。
時間が無かったり横文字ばかりの言葉の難しさ、資産運用(投資)に対する怖さから中々はじめの1歩が踏み出せない方には、ぜひともお勧めしたいサービスです。
実際に、私の友人でも証券口座の開設だけで、あれやこれや手続きが必要で面倒だから諦めたという者もおります。
「さぁやっと口座開設が終わったぞ。いざ勝負の世界へ!!」と意気込んでも投資先が数えきれないほどあるし、やっぱりまた今度…
なんてことにならないためにも入り口としておすすめしたいのが、このロボアドバイザーによる資産運用(投資)です。
何度も書いてきましたが、”ほったらかし”で資産運用(投資)ができるという点はかなり魅力的です。毎月2万円、3万円と積立を行うことで、給料日に合わせてロボット(AI)が積立分の運用を行ってくれます。
最初のうちは、値動きなどを見て「損失が出たから解約しよう!」「利益が出たから確定させたほうが良いのでは?」と心配になることも多いかと思います。
そんなとき、各会社が資産運用(投資)に必要な考え方や知識をコラムとして配信していますので、「そうか、今は損失が出ていても中長期的には利益につながりやすいから、保有したままの方が良いのか」「この状況では、もっとこうした方が良いんだ!」といった資産運用(投資)に関する気付きをもたらしてくれます。
また、毎月決まった金額の積立を行うことで、高値ではあまり購入せず、底値に近い時に多く購入するなどロボット(AI)が資産配分(ポートフォリオ)をうまく調整したうえで運用してくれますので、ほったらかしにしていて忘れたころにアプリを開いたらかなり利益が出ているなんてことも!!
自分で資産運用(投資)を行う場合には、こうした状況判断が常に付きまとうため、知識や時間が必要になることはもちろんですが、精神的にも負担になりがちです。
しかし、やはり気になる点としては運用コストが高い点…
まずは、興味関心を持つ入り口としてロボアドバイザーを利用し、自分にもできそうだなと感じたら投資信託へ移行するのも良いでしょう。
いざ自分で資産運用(投資)を始めてみると色々調べてみようとなるものです。
ほったらかしで運用している間に、資産運用(投資)について学び、ある程度知識がついてきた段階で投資信託へ移行してみてはいかがでしょうか。
投資信託には、NISAやつみたてNISAのように税制優遇されるサービスもあるため、使わない手はありません。
NISAとつみたてNISAについては下記の記事で取り上げていますので、気になる方は、ぜひ読んでみてください。
※WealthNavi(ウェルスナビ)は、2021年初春を目途にNISAにも対応予定
まとめ
ここまで、ロボアドバイザーによる資産運用(投資)を見てきましたが、いかがでしょうか。
お金を貯めるには、支出を減らし、収入を上げ、資産を働かせるが大原則です。
毎月少額でも結構ですので、給料が入ったらすぐに投資口座に移すもしくは積立を行い、保有する資産を銀行に眠らせるのではなく働かせましょう!!
支出を減らす方法などは、他の記事で取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
資産運用(投資)のはじめの1歩はなかなか怖いものです。
情報化社会の現代では、ありがたいことにインターネットで検索をすれば、たくさんの情報が出てきますが、一方で情報が溢れているため、情報の取捨選択がとても難しいとも言えます。
そんな発展した現代だからこそ、ロボット(AI)が資産運用(投資)をしてくれるロボアドバイザーというサービスが誕生したと言えるでしょう。
時間と手間、この2つについて自分自身の状況を鑑み、資産運用(投資)の1つのツールとして検討してみてはいかがでしょうか。
この記事が、資産運用(投資)を始めるきっかけとなれば嬉しいです。
では、また次回!