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2024年から開始する新NISAとは?NISAとの違いをわかりやすく徹底解説

実は、2024年をもって現在のNISA制度は大きく変わることが決定しています。

「新NISAの仕組みがいまいちよくわからない」
NISA制度の用語が難しくて、チャレンジしにくい」

というお悩みはありませんか?

この記事では、
・現在のNISA制度の概要
・新NISAが誕生した背景と目的
・2024年以降の変更点3点
・新NISAに関するよくある質問

を徹底解説します。

5分ほどで読めますし、NISA初心者の方でも2021年現在のNISA制度と2024年から始まる新たなNISA制度の違いがはっきりとわかるようになるので、ぜひご一読を!

そもそもNISA制度とは?NISA制度をおさらい

NISAとは、「NISA口座(非課税口座)」内で毎年一定金額の範囲内で購入した株式や金融商品に対する投資から得られる利益に対してかかる20%の税金が0%になる、すなわち非課税になる制度です。

2021年現在NISAには下記3種類の非課税制度があります。

種類①:一般NISA

NISAとは、「家計の安定的な資産形成の支援」「家計からの成長資金の供給拡大」を目的に誕生した、個別の株式にも投資できるなど自由度の高い投資による収益が非課税になる制度です。

非課税枠 新規投資額で年間120万が上限
投資可能期間 2014年~2023年
非課税期間 最長5年間
対象商品 ・上場株式
・株式投資信託
・ETF(上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)

種類②:つみたてNISA

つみたてNISAとは「家計の安定的な資産形成の支援」を目的に誕生した、長期の積立投資を通じて安定的な投資リターンを期待できる制度です。

非課税枠 新規投資額で年間40万が上限
投資可能期間 2018年~2037年
非課税期間 最長20年間
対象商品 金融庁の基準をクリアした厳選された投資信託
つみたてNISAの対象商品はこちらから

種類③:ジュニアNISA

ジュニアNISAとは0~19歳の未成年者向けのNISA制度で、「子供・孫の将来に向けた資産運用をサポート」するための非課税制度です。

非課税枠 新規投資額で年間80万が上限
投資可能期間 2016年~2023年
非課税期間 最長5年間
対象商品 ・上場株式
・株式投資信託
・ETF(上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)

なぜ新NISAが誕生した?背景とNISA制度全体の変化

2024年度から、NISA制度全体が大幅に変わります。

新NISA誕生の背景・目的

新NISAが誕生した背景には、2020年3月に成立した令和2年度税制改正案があります。

税制の改正にあたり各NISA制度の見直しが行われ、下記を目的に新NISAの誕生が決定しました。
・投資意欲をそがない制度の設立
・人生100年時代を見据え、長期的な目線で安定した資産形成を可能にすること

結局、2024年からNISA制度全体はどのように変わるのか?

①一般NISA
(一般投資・積立が可能な自由度の高いNISA)
②つみたてNISA
(積立に特化したNISA)
③ジュニアNISA
(未成年者向けNISA)
変更前 ・年間120万まで新規投資可能
・投資可能期間は最長5年間
・年間40万まで新規投資可能
・対象商品が厳選されている
・投資可能期間は2037年まで
・年間80万まで新規投資可能
・投資可能期間は最長5年間
変更後 2023年末で終了 ・年間40万まで新規投資可能
・対象商品が厳選されている
・投資可能期間が、2042年まで
⇒つみたてNISAの制度は変わらず新規投資可能な期間だけ変化
2023年末で終了

 

新NISAとは?

新NISAは、2024年から生まれ変わる一般NISAを表します。

新NISAは「一般NISAとつみたてNISAが合体した制度」というイメージです。

新NISAは一般NISAの大きな違いは3つのみ!

新NISAは一般NISAに比べて少し複雑な制度に変わりました。

結論から申し上げますと、大きな違いは下の表の3箇所であり変更箇所自体は少ないので、違いを適切に理解して新NISAを活用しましょう。

新NISA 一般NISA
①投資可能期間 2024年~2028年 2014年~2023年
②年間投資額
③投資対象商品
【二階】102万
一般NISA
(×ハイレバレッジ投資信託)
【一階】20万
つみたてNISA
120万
一般NISA

違い①:新規の投資ができる期間

新NISAと一般NISAの大きな違いは、新規の投資ができる期間で一般NISAが2023年をもって終了する一方、新NISAは2024年から2028年が対象になります。

違い②:1年間に投資できる金額

新NISAは1年間に投資できる金額が一般NISAよりも若干増えます。

一般NISAは120万円までが非課税対象でしたが、新NISAは計122万円までが非課税対象です。

122万円と聞くと「たったの2万円の増加か」とわずかな変化に感じるかもしれませんが、5年間で10万もの差が出るため大きな変化と捉えられます。

違い③:投資する仕組み

新NISAと一般NISAの大きな違いは投資する仕組みです。

新NISAの新たな仕組みを理解するためには、独自の構造「二階建て」の理解が必須です。

新NISAが「一般NISAとつみたてNISAが合体した制度」というイメージをもちやすいことにも二階建てが大きく影響しているため、早速解説します。

【必須知識】”二階建て”とはどんな構造?

二階建てとは、投資対象が「一階部分」と「二階部分」に分かれた二段階の構造です。

※投資するときは、原則一階部分を一部でも利用すれば二階部分の利用ができるようになります。

※例外として、
2023年までにNISA口座を開設している方」
「上場株式の取引経験者」
は一階部分を利用せずに二階部分から利用できます。

しかし二階部分から利用すると、上場株式のみしか投資ができず投資信託やETF・REITなどへの投資ができなくなってしまうデメリットもあります。

一階部分とは?特徴をわかりやすく解説!

一階部分は、
・年間20万円を上限とした新規の投資枠
・つみたてNISAと同じ対象商品
から選択した安定的な投資リターンを期待できる商品に対する投資ができる特徴があります。

二階部分とは?特徴をわかりやすく解説!

二階部分は、
・年間102万円を上限とした新規の投資枠
・一般NISAからハイレバレッジの投資信託を除いた商品
から選択した個別の株式にも対応した自由度の高い商品に対する投資できる特徴があります。

【NISA利用者必見!】新NISAに関するよくある質問

2021年現在すでにNISAの利用を始めている人にとって新NISAは少し複雑に感じますよね。

この章では、新NISA移行にあたり多くのNISA利用者が疑問に感じる箇所を徹底敵に解説します。

一般NISAから新NISAへの移行手続きはどうしたらいいの?

実は、移行手続きをしなくて大丈夫なんです。

金融庁は「一般NISA2023年末時点で利用している場合、自動で新NISAへの移行される」ことを発表しています。

今後のロールオーバーはどのような仕組みになるの?

新NISA導入に向けて不安が多い箇所である”ロールオーバー”についてわかりやすく解説します。

「ロールオーバー」のおさらい

ロールオーバーは、一言でいうと「翌年の投資枠への移動」をする仕組みです。

一般NISAを例に解説します。
一般NISAは非課税期間の5年が経過すると、課税口座に自動で変更されるため
・税金がかかる口座に移し運用を継続する
・売却して現金化する
のいずれかを選択しなくてはなりません。

そこでロールオーバーすることで非課税期間をあと5年継続して運用することが可能になります。

ロールオーバーの最大のメリットは、「ロールオーバーする額が翌年の年間投資額を超えていても全額移せる」ことです。

一般NISA→新NISAへのロールオーバーはできる?仕組みを解説

一般NISAから新NISAへのロールオーバーは可能です。

ロールオーバーで使用される枠、すなわち新NISAの新規投資枠は「二階→一階」の順で使用されます。

万が一、ロールオーバーにより翌年の非課税投資枠である122万円を超えたときは、全額移行は可能ですが新規投資の枠がうまるため新規投資がおこなえなくなることに注意しましょう。

新NISA→新NISAへのロールオーバーはどのような仕組み?

新NISAで購入した部分をロールオーバーするときは、一階部分のみ「つみたてNISA(20年間運用できる)」に移行できます。

「今すぐNISAを使った投資に挑戦したい!」という方はどう動くべき?

「今すぐNISAを使った投資に挑戦したい!」という方はつみたてNISAの利用を開始することをおすすめします。

新NISAは2024年開始とまだまだ開始までの時間がかかることや不透明箇所が多い一方、つみたてNISA2024年以降も変更点が期間のみとシンプルなためです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回、この記事では
・2021年現在存在する3つのNISA制度(一般・つみたて・ジュニア)
・新NISAが誕生した背景にある税制改正案と人生100年時代の関係
・一般NISAから進化した新NISAの変更箇所3点
・今後のロールオーバー
について解説しました。

投資は、リスクも少なからずあるため「やろうかな」と今悩んでいるこの時でないとどんどんチャレンジしにくくなってしまいます。

悩んでいる方は、まずはつみたてNISAからの挑戦をおすすめします!