料理・食費

【簡単においしく節約できる!?】リボベジの栽培方法&おすすめ野菜厳選4選

実は、ガーデニング初心者でも野菜をおうちで簡単に育てる方法があります。

「今週は野菜の価格が高くて、食費が厳しいな…」

そんなお悩みはありませんか?

この記事では野菜を自宅で簡単に再生できる「リボベジ」についてご紹介し、リボベジの概要から栽培方法、おすすめの野菜までたっぷり解説します。

5分くらいで読めますので、誰でも簡単に野菜にかかる食費を節約できるようになりますので、ぜひご一読ください。

簡単においしく節約できる!?リボベジとは

「リボベジ」とは、リボーンベジタブル(Reborn Vegetable)の略語で再生野菜を意味する言葉です。

再生野菜とは、野菜の根やヘタなど普段の調理で捨てられてしまう部分を水に浸けるだけで再収穫できる野菜のことです。

リボベジは、
・気軽に楽しめる
・野菜価格の高騰に対する節約に最適
・フードロスを減らす取り組みに繋がる
ことから話題です。

【とにかく簡単!】リボベジの魅力2選

リボベジが注目される最大の理由は、リボベジが家庭菜園初心者にとってうれしい「簡単・低価格」を満たす魅力を持っているためです。

早速、魅力を3つご紹介します。

魅力:水だけあればOK!簡単に育てられる

リボベジの魅力は、水だけで簡単に野菜が育つことです!

家庭菜園初心者にとって心配な
・特別な栄養の準備
・土づくり
・害虫駆除
が一切不要です。

魅力②:節約効果がスゴイ!

リボベジは非常に節約効果が高いとされています。
高い節約効果をつくる要因は2つあります。

節約できる理由①:元手がかからないため

リボベジは、一般的な家庭菜園に比べて大幅に元手をカットできます。
リボベジは水耕栽培という栽培方法のため、栽培を始めるにあたり必要となる
・土
・肥料
・種や苗
を購入する必要が一切ありません!

リボベジは、一度購入した野菜の捨てられてしまう部分と、おうちにあるお皿やコップ、ペットボトルなどの容器で簡単に栽培できるため導入コストがかなり抑えられます。

節約できる理由②:食費の節約ができるため

野菜を0円で何度も繰り返し収穫できるため食費を節約できます

さらに野菜の価格は気象変動による影響を受けやすいですが、リボベジは自宅の室内で育てることが可能なため気候変動に影響されずに野菜を入手し続けることが可能です。

リボベジってどうやるの?リボベジの栽培方法

リボベジに挑戦するときに新しく買うべきものは一切なく、簡単なひと手間でおいしい野菜を再び栽培できるため「やらなきゃ損」といっても過言ではありません!

早速、リボベジに必要なもの・栽培方法について解説します。

リボベジに必要なもの

リボベジを始める前に準備すべきものをご紹介します。

必要なもの①:野菜の根・ヘタ部分の切れ端

野菜は根元の部分を残してカットします。

カットするとき、カットサイズは「大きめ」がおすすめです。

リボベジはカットした切れ端の養分を使って成長するため、大きめの切れ端であるほど養分も豊富に吸収できるようになりよく育つことが期待できます。

必要なもの②:透明の容器(特にペットボトルがおすすめ)

野菜を育てるための透明の容器を野菜に合わせて用意します。
透明の容器とは、下記のようなものを指します。
・グラス
・お皿
・カイワレやいちごを購入した際の透明パック
・ペットボトル

容器の色を透明にすることで、水の色の変化や根の生え具合がチェックしやすくなります。

さらに、透明の容器の中でも特にペットボトルをおすすめする理由は高さ調整がしやすいためです。

容器は野菜に合わせて用意する必要がありますが、野菜に合うサイズの容器をゼロから用意しては節約に反します。

ペットボトルは切るだけで簡単に容器の大きさを変えられるため、容器を用意するコストが削減できおすすめです。

必要なもの③:スポンジ

ネギ・小松菜など縦方向に伸びる野菜を育てるときのみスポンジを用意します。

スポンジは、食器洗い用のスポンジで問題ありません。

必要なもの④:水

水を用意します。

水は水道水で問題ありません。

リボベジの育て方

リボベジに必要な道具が揃ったところで具体的な栽培方法をご紹介します。

準備方法①:容器づくり

野菜の切れ端を野菜に適したサイズの透明な容器に入れた後、水を薄く張ります。

準備方法②:セッティング

直射日光が当たらない、適度な光の入る日当たりの良い場所に置きます。

部屋の窓際は風通し・日当たりともによいためおすすめです。

育て方

水を1日1回、夏場のみ1日2回取り換えます。

節約のミカタ!リボベジできる野菜おすすめ4選

リボベジは、節約の強いミカタです。

この章では、リボベジに活用できる数多くの野菜の中から厳選した「初心者でも失敗しにくく収穫量も多い野菜」を4つご紹介します!

おすすめ①:豆苗

特徴

豆苗はリボベジの代表格です。

豆苗には、
・新陳代謝を促すビタミンB群
・抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られているβカロテン
が豊富に含まれています。

したがって豆苗はアンチエイジング、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持など美容と健康にうれしい効果が豊富です。

栽培方法

ステップ1:【準備】①豆から4~5cmくらい上の位置(芽が2つ残る位置)でカットする。

②平たい透明の容器にいれる。

③根元部分が浸る程度の水を容器に入れる。

④日当りの良い場所に置く。

ステップ2:【育てる】①水は毎日1回必ず取り換える。
(夏場は2回)※水を取り換えるとき、根をよく水洗いする。
ステップ3:【収穫する】7~14日程で収穫する。

収穫可能回数は2回が限度。

おすすめ②:ネギ

特徴

ネギは、非常に生命力が強く育てる上で失敗しにくい野菜です。

ネギには、
・強力な抗酸化力・殺菌力効果のある硫化アリル
・抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られているβカロテン
が豊富に含まれています。

したがってネギは、血行促進、疲労回復、免疫力向上、殺菌効果など風邪や病気の対策に最適な野菜です。

栽培方法

ステップ1:【準備】①根元を3~5cmくらいを残してカットする。

②高さのある深めの容器を用意し、容器に合わせて切り取ったスポンジを入れたのちネギをさす。

③根元部分が浸る程度の水を容器に入れる。

④日当りの良い場所に置く。

ステップ2:【育てる】①水は毎日1回必ず取り換える。

②根のヌメリをしっかりととる。

※根から離れた上側の切り口部分が濡れると腐りやすくなるため注意

ステップ3:【収穫する】3~5日程で収穫する。

収穫可能回数は1回が限度。

土に植えれば2回目以降も挑戦可能。

おすすめ③:小松菜

特徴

小松菜は、リボベジでかなりの収穫量を期待できる野菜です。

小松菜には、
・疲労回復や生活習慣病の予防効果があるカロテン
・歯や骨を丈夫にするカルシウム
が豊富に含まれています。

さらに小松菜はほうれん草に比べビタミンAやカルシウムを多く含む一方アクがないため、野菜が苦手な方でも挑戦しやすい野菜です。

栽培方法

ステップ1:【準備】①根元を3~5cmくらいを残してカットする。

②根元部分が浸る程度の水を6~10cm程度の高さのある容器に入れる。
※切り口が水に浸らないように注意する

③日当りの良い場所に置く。

ステップ2:【育てる】水は毎日1回必ず取り換える。
ステップ3:【収穫する】10~20日程で収穫する。

おすすめ④:大根

特徴

大根は、リボベジによる収穫回数がかなり多い野菜です。

大根の葉には、
・抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られているβカロテン
・アンチエイジング効果が高いビタミンC
が豊富に含まれています。

したがって大根の葉は胃腸を整えることで、便秘・冷えの解消効果、デトックス効果を期待できます。

栽培方法

ステップ1:【準備】①「1.5㎝程度の厚みに残した」葉が付いたままの大根のヘタ部分を3~5cmくらい残してカットする。

②根元部分が浸る程度の水を浅い容器に入れる。

※切り口が水に浸らないように注意する

③できれば日当たりのいい場所に置く。

ステップ2:【育てる】水は毎日1回必ず取り換える。
ステップ3:【収穫する】10~20日程で収穫する。

リボベジできる野菜一覧

リボべジできる野菜はたくさんあります。

ただし、難易度・収穫量に大きなバラつきがあるほかリボべジはできても食用でないものもあります。

リボべジに挑戦する前にぜひ参考にしてみてください。

野菜名難易度収穫量
人参★★★☆☆
サニーレタス★★★★☆
ブロッコリー★★★★☆×鑑賞用
レタス★★★☆☆
水菜★★★★★
チンゲン菜★★★★☆
セロリ★★★★★
バジル★★★★★

リボベジの2つの注意点

注意①:食べ方に注意!加熱して食べる

リボベジで収穫した野菜を食べるときは、火を通してください。

理由は、売られている野菜と異なり完全な衛生管理ができているわけではないためです。

したがって生食は避けましょう。

注意②:必ず水で育てる

リボベジは、水で育ててください。

「水よりも米のとぎ汁などを使う方が、栄養が豊富で良い野菜が育てられるのではないか?」と考える方もいますが雑菌の栄養となるため衛生的に危険です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

リボベジによる1回あたりの節約額はわずか数十円ですが、野菜は毎日摂取する食品のため長期的に見てかなり大きな節約になります。

毎回捨てられてしまう0円の部分にひと手間加えることで簡単に節約ができるリボベジに一度挑戦してみてはいかがでしょうか。